日本の学校に軸足を残してイギリスで学ぶ——1年 or ターム留学という新しい選択肢
2026.09.26
記事監修:ベン・ヒューズ | ピッパズ・ガーディアンズ代表・ブリティッシュ・ボーディングスクール・フェア主催

@Malvern College
世界最高峰と称される教育を提供しているイギリスのボーディングスクールですが、一方で敷居の高いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
ここ数年、イギリスの私立校は生徒たちのニーズに応えられるように進化をしています。男子校が共学になったり、Aレベルと国際バカロレアのプログラムから教育カリキュラムを選べるようになったり、エグジアートと呼ばれる週末帰宅日がなくなり寮で週末を過ごせるようになったり……その施策はさまざまですが、その中でも日本のご家族が魅力的に感じるのは「1年留学プログラム」また「ターム留学」の提供でしょう。
短期での留学生を歓迎するボーディングスクールが今、増えています。2026年10月25日に開催したブリティッシュ・ボーディングスクール・フェアに参加するシニアスクール20校の中でも、正式に1年留学のためのコースを設けている学校は8校もあります。*そのリストはこの記事の最後にあります。
本記事ではイギリスのボーディングスクールにおける短期の留学、1年留学やターム留学について詳しくご説明します。
1年留学という選択
日本に行くと多くの保護者の方から1年留学についての質問を受けます。その度に私たちは「1年間のイギリス留学生活は英語力の目覚ましい向上のみならず、素晴らしい経験から多くのことを学ぶ良い機会でしょう」とアドバイスをしています。さまざまな国から集まる留学生と学ぶ刺激や興奮、仲間との友情や親からの自立など。これまで多くの留学生を見ていますが、たった1年、ボーディングスクールで過ごしただけで、子どもたちは見違えるほどに心身ともに成長します。

@Millfield School
1年留学を受け入れるイギリスのボーディングスクール
1年留学を受け入れる小学校のボーディングスクールは近年増えています。低学年の場合には入学時の英語力について厳しく問われないケースが多いのが実情です。楽しく寮生活を1年送り、日々の生活の中で英語のシャワーを浴び、美しい発音の英語を身につけます。特にプレップスクールでは、フレキシブルに対応してくれる学校が多くあります。
一方で日本の中学生や高校生が通うシニアのボーディングスクールでは「Pre A レベル コース」や「One Year GCSEコース」などを設置している学校が1年留学の候補となります。これらは1年という短い期間で、厳選された科目を集中的かつ効果的に勉強しながら、英語力の向上に力を入れる留学生向けのプログラムで、Year 11(15歳から16歳)が入学のタイミングです。
タームでの留学を受け入れる学校はまだ少ない
一方、1ターム単位での留学については、公表されている情報を見る限り、まだ受け入れを明記している学校はそれほど多くありません。
しかし、実際に学校と話をしてみると、「寮のベッドに空きがあれば受け入れ可能」というケースも少なくありません。特にプレップスクールは、もともと入学時期や英語力の基準が比較的フレキシブルなため、1タームからの留学生を歓迎する学校も多いように感じます。シニアスクールについても対応はさまざまです。ホームページでターム留学を正式に案内している学校もあれば、公には募集していなくても、個別に相談することで受け入れが認められるケースもあります。
だからこそ大切なのは、ホームページに掲載されている情報だけで判断しないこと。できればお子さまと一緒にスクールフェアなどに足を運び、学校側と直接話をしながら、どのような留学が可能なのかを探ってみることをおすすめします。
短期留学で注意すべきこと
中高生で留学するのであれば、授業についていけるだけの英語力が必要です。その基準は学校によって異なりますが、Year 11で留学するのであればCEFR基準(ヨーロッパ言語共通参照枠)における B1からB2レベル(Pre-IntermediateからUpper-Intermediate ) 程度であるのが望ましいと言われています。
イギリスにはボーディングスクールが約400校ありますが、1年留学が可能な学校は、おそらく1/4程度でしょう。1年留学の生徒を受け入れるものの、その情報を学校のホームページで公表していない学校も多々あります。ネット検索だけで1年留学ができる学校の最新かつ正確な情報を得ることはとても難しいでしょう。ネットの情報だけを頼りに学校を選ぶと、希望とはかけ離れた留学にもなる場合もあるのでご注意ください。学校とのネットワークがあれば簡単にアクセスできる情報も、日本からだと掴みににくいのが現状です。
また1年留学のプログラムは募集生徒数が限られており、定員が少ないのが一般的です。先着順的な要素もあり、のんびり構えていると出願や試験のタイミングを逃し、気がついた時には希望の学校の定員がいっぱいというケースもあります。

@Cheltenham College
短期留学する場合の留学準備、 何をどこから始めるか?
2026年10月25日(日曜)に開催される「ブリティッシュ・ボーディングスクール・フェア」に足を運び、1年留学を受け入れている学校に話を聞くのがおすすめです。各学校からは意思決定のできるシニアスタッフ(入試部長や副校長)が来日しています。その場で学校がお子さまの英語力の確認や興味関心を知ることができるメリットがあります。

また短期でスムーズに間違いなく学校を決めたいのであればスクール・アドバイス・サービスのようなプロフェッショナルの手を借りるのが確実です。これは弊社代表のベン・ヒューズ自身がお子さまとご家族の希望を聞きながら、最も相応しい学校を選び、イギリス人のスタッフが出願から受験まで複雑なプロセスを一括で管理するサービスです。
英語のサポートが手厚い学校、日本人が少ない学校、国際色豊かな学校、特定のスポーツが強い学校など、条件を満たした学校を提案するだけでなく、出願や試験の手配をご家族に代わってサポートする、時間と手間をストレスを省略できるサービスです。
これまでにも、日本の中高一貫校に通う生徒さんの1年留学を多く手がけてきました。「短い期間だけれども、学校選びに妥協はしたくない」「せっかく留学するのであれば、自分のやりたいことを実現できる学校に入りたい」といった、強い意志をお持ちのご家族、そしてお子さまに大変ご好評をいただいています。
▶︎イギリスのボーディングスクールに短期留学を体験した生徒5名のリアルストーリーはこちら
まとめ
1年留学の準備は、遅くとも渡英時より1年前から始めるのが良いでしょう。親子でイギリスのボーディングスクールを訪問し、その環境を確認していただくのが、志望校を選ぶベストな方法ではありますが、日本の学校を長期でお休みできない私立校に通う中高生のために、弊社ではバーチャル学校訪問や、オンラインでの学校訪問をアレンジすることができます。
また入学試験に関しても、渡英する必要はなく、弊社が学校に代わって試験監督をし、日本で行うように受験校と交渉します。イギリスへの短期留学についてのお問い合わせも、お気軽にお寄せください。
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【ブリティッシュ・ボーディングスクール・フェア October 2026 参加校一覧】
- Aldro School | オルドロ・スクール(p)
- Ardingly College | アーディングライ・カレッジ★
- Blundell’s School | ブランデルズ・スクール★
- Brighton College | ブライトン・カレッジ
- Bromsgrove School | ブロムスグローブ・スクール★
- Charterhouse School & Windlesham House School | チャーターハウス・スクール & ウィンドルシャム・ハウス・スクール(p)
- Cheltenham College & Cheltenham Prep (p)| チェルトナム・カレッジ★ & チェルトナム・プレップ
- Cheltenham Ladies’ College | チェルトナム・レディス・カレッジ
- Clifton College | クリフトン・カレッジ
- Cranleigh School | クランリー・スクール
- Culford School | カルフォード・スクール★
- Downe House School | ダウン・ハウス・スクール
- Malvern College & The Downs Malvern | マルバーン・カレッジ★ & ザ・ダウンズ・マルバーン(p)
- Millfield School & Millfield Prep | ミルフィールド・スクール★ & ミルフィールド・プレップ(p)
- Repton School | レプトン・スクール
- Sevenoaks School | セブノークス・スクール
- Shrewsbury School & Packwood School | シュルーズベリー・スクール & パックウッド・スクール(p)
- St Swithun’s School | セント・スウィザンズ・スクール
- The King’s School Canterbury | ザ・キングス・スクール・カンタベリー★
★印は短期留学を受け入れている学校 / (p)はプレップスクール
