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その小学生・中学生向けサマースクール、本当に大丈夫? プロが教えるイギリス・サマースクールの見極め方10選

2026.05.21

基本情報

夏休みの短期間で海外生活を体験できるイギリスのサマースクールは、小学生・中学生にとって、海外での学びのファースト・ステップとして日本でも関心が高まっています。コロナ禍の収束以降、イギリスではその需要の高まりとともに、サマースクールを提供する運営企業の数も大きく増えてきました。

 

選択肢が増えたことは歓迎すべき一方で、「どのイギリスのサマースクールが本当に信頼できるのか」、「小学生や中学生でも安心して子どもを預けられるサマースクールはどれなのか」を見極めることは、以前にも増して難しくなっています。

 

ピッパズ・ガーディアンズでは、イギリスのボーディングスクールで学ぶ留学生のサポートを日常的に行っています。また小学生向けサマースクールに加え、中学生を含む留学中の生徒がハーフターム休暇中に参加できるスタディ・キャンプも年に2回、企画・運営しています。

 

ピッパズ・ガーディアンズのハーフターム・スタディ・キャンプ

 

2025年にはラグビー・スクールを、2026年にはセント・エドワーズ・オックスフォードを会場校として貸し切り、子どもたちにとって最適な学習・生活環境を提供してきました。会場校の選定はもちろん、講師の質、カリキュラム設計、食事内容に至るまで、細部にわたって設計されたプログラムです。

 

こうした経験を通じて、私たちが感じていることがあります。

 

それは、イギリスのサマースクール選びにおいては、一般的に重視されがちな学校名や知名度などだけでは見えにくいポイントが、数多く存在するということです。ここでは、その10の視点をご紹介します。

 


1. 学校名ではなく、運営会社を見る

 

日本のご家庭の多くは、「どの学校で開催されるのか」という学校名に注目される傾向があります。

 

「オックスフォードのカレッジで開催」
「名門ボーディングスクールのキャンパス」

 

こうした説明を見ると、それだけで質の高いサマースクールのように感じてしまう方も多いかもしれません。

しかし、イギリスのサマースクールに関して言えば、その学校の名前そのものに大きな価値があるとは限りません
多くのサマースクールは、学校自身が運営しているわけではなく、外部の教育会社が校舎を借りて実施しているケースがほとんどだからです。極端に言えば、学校は単に「場所を提供しているだけ」というケースも珍しくありません。

 

そのため、名門校で開催されていること以上に、「どの団体が運営しているのか」を知ることのほうが重要です。運営団体が信頼できる学校法人なのか、語学学校なのか、あるいはガーディアン企業なのかによって、プログラムの設計思想やサポート体制は大きく異なります。サマースクールのホームページを見る際は、運営会社そのものの実績や方針まで確認することをおすすめします。

 

トンブリッジスクールのサマープログラム “IMPACT”

 


2. 学校や在校生、ボーディングスクールとの関わりがあるか?

 

ボーディングスクールがサマースクールにどの程度関わっているかも、重要なポイントです。単に「場所」を貸しているだけのケースもあれば、学校の教員が授業を担当したり、寮のスタッフが生活面をサポートしたりするなど「ボーディングスクールの雰囲気を実感できるプログラム」もあります。

 

私たちが運営している小学生向けサマースクールでは、現地の在校生が参加する通学型サマースクールと時期が重なるため、イギリス人の生徒と午後のアクティビティを共にし、自然な交流が生まれます。また、校内に住む校長先生と交流する機会もあり、実際の学校生活に近い体験ができる環境です。

小学生向けのサマースクールを見る

また、弊社が厳選した中高生向けのサマースクールも、学校の先生や関係者ができる限りプログラムに関わっているものを選定しています。

【中高生向け】サマースクールを見る


3. 同一校に入る運営会社の数

 

1つの学校に複数のサマースクール運営会社が入るケースもあります。あまり知られていませんが、大規模なシニアスクールのボーディングスクールでは、運営会社が3社ほど同時に入り、生徒や関係者含めて総勢600人規模になるケースも実際に存在します。

こうした環境では、外部の人の出入りが増えるため、安全管理の観点から注意が必要です。関係者以外の人が多く出入りする環境では、それだけリスクも高まります。特に小学生など低年齢のお子さまが参加する場合には、重要な視点と言えます。

会場校となるボーディングスクールで、同時期にどのようなサマースクールやデイキャンプが開催されているのかを事前に確認しておくと、より安心です。

 


4. プログラムと対象年齢

 

対象年齢の設定は非常に重要なポイントです。

例えば、小学生(特に低学年)のお子さまが、中学生・高校生向けプログラムに参加するのは負担が大きく、安全面や生活面への配慮も重要になります。実際に、9歳の女児と17歳の男子学生が同じプログラムで活動するようなサマースクールについては、弊社では「安全・安心の観点からも慎重な検討が必要である」といったアドバイスをしています。

 


5. 施設と対象年齢の適合性

 

参加する子どもの年齢に、学校の施設が適しているかも確認しておきたいポイントです。

当然のことながら、低学年の小学生がシニアスクール(中学生・高校生向け)の設備を使用する場合、洗面台やシャワーの高さ、ベッドや机のサイズなどが身体に合わないことがあります。身長170〜180cm程度の生徒向けに作られた施設は、身長130cm前後の日本人の小学生には大きすぎることも多く、毎日生活する環境としては、想像以上に負担になる場合もあります。

また、サマースクールはボーディングスクールの施設を常にすべて利用できるとは限りません。利用範囲は契約によって異なるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。

 

トンブリッジスクールのサマープログラム “IMPACT”

 


6. アクティビティの設計

 

イギリスのサマースクールでは、午前が英語の授業、午後からはさまざまなアクティビティに参加というプログラムが一般的です。また週に1〜2度、エクスカーション(遠足)が組まれています。このようなアクティビティや遠足の内容も、サマースクールを選ぶ時の重要な判断材料です。

 

テニスが好きなお子さまなら、マイ・ラケットを持ってテニスができるプログラムが適していますし、「ロンドンで赤い二階建てバスを見たい」という希望があるならば、ロンドン・ツアーが組み込まれているプログラムに参加することで、より良い経験につなげることができます。

 

なお、小学生と中学生では興味関心が大きく異なります。対象年齢の幅が広いサマースクールでは、アクティビティ内容がかならずしもお子さまの年齢に合わない可能性もあります。参加する子どもの年齢や性格がお子さまに合っているか、楽しめる内容になっているかなどを事前に確認することが大切です。

 


7. プログラムの規模

 

100名を超えるような大規模なサマースクールでは、小さなお子さま一人ひとりに十分な目が行き届きにくい場合もあります。特に低年齢のお子さまが参加する場合には、プログラムの規模にも注意が必要です。

英語の授業は、通常10人程度の少人数クラスで行われることが多いため、無断欠席すればすぐに分かります。一方で、午後の遠足やアクティビティでは人数が増えるため、状況によっては一人ひとりへの細かな対応が難しくなることもあります。

 

小さなお子さんの場合、たとえば

 

「午後の活動中にホームシックになってしまったものの、すぐには周囲に気づいてもらえなかった」

 

というケースもあります。

 

こうした点からも、午後の活動時にどの程度サポート体制が整っているか、またプログラム全体の規模感が適切かは、確認しておきたいポイントです。もし100名以上の生徒が参加するサマースクールであれば、スタッフ人数やサポート体制について、事前に運営側へ確認してみるのもよいでしょう。

 

イギリスのボーディングスクールでスポーツをする子ども

シャボーン・インターナショナルのサマースクール

 


8. インターナショナルな環境が本当に必要か?

 

日本の多くのご家庭では、「インターナショナルな環境」を重視される傾向があります。

英語でコミュニケーションを取り、海外に友だちができることは、子供たちにとって素晴らしい体験です。一方で、年齢や英語力によっては注意が必要な場合もあります。

たとえば、英語にまだ慣れていない低学年の子どもが、日本語が全く通じない環境に入ると、それが大きなストレスになることもあります。それがホームシックと重なった場合には、想定以上に不安が強くなってしまうケースもあります。

 

実際に、大規模で日本人スタッフのいないサマースクールに参加した日本の小学生から、

 

「トイレに行きたいことをうまく伝えられなかった」
「寂しくなって泣いてしまった」

 

という話を聞くこともあります。

 

英語に慣れていない子どもにとっては、一定数の日本人や日本語で対応できるスタッフの存在が、安心して参加するうえで大きな支えになります。

 

一方で、一定の英語力のある中高生にとってはインターナショナルな環境は非常に重要です。海外から来た同世代の生徒たちと英語で交流することによって、英語学習のモチベーションが高まり、その後の長期留学につながったケースも、これまでたくさん見てきました。

 

ただし、サマースクールによっては、参加者の多くが特定の地域・国籍に偏っている場合もあります。そのため国籍バランス」がどのようになっているかを事前に確認しておくことも大切です。

 


9. 国籍バランス

 

宿泊型のサマースクールに参加する生徒は、基本的に海外から集まる生徒であり、現地のイギリス人はほとんど参加していません

サマースクールによっては、国籍比率を厳しく設けているところもあります。一方で、国籍比率の設定のないプログラムでは、「参加してみたら周囲がアジア圏の生徒ばかりだった」というケースもあり得ます。

実際によく聞かれる声として、

 

「特定の国の生徒同士で大きなグループができていて、なかなか輪に入れなかった」
「英語クラスの大半がアジア圏の生徒だった」

 

といったものもあります。

 

「多様な国籍の子どもたちと交流したい」「できるだけ英語環境に身を置きたい」という場合には、国籍比率をきちんと管理しているサマースクールを選ぶことをおすすめします。

 

ボーディングスクールの図書館で英語の本を読む小学生

ピッパズ・ガーディアンスのサマースクール

 


10. サマースクール参加の目的

 

残念ながら、サマースクールに2週間参加しただけで、英語力が劇的に向上するわけではありません。

しかし、多くのお子さまが、英語に対してポジティブなモチベーションや自信をもって日本に帰ってきます。

英語しか通じない環境の中で過ごすことで、それぞれに何らかの気づきや達成感を得るようです。

私たちはこれまで、サマースクールに参加後の秋以降、英語への取り組み方が大きく変わり、ぐんと英語力が伸びる子どもたちをたくさん見てきました。

 

「英語が少し好きになった」
「もっと話せるようになりたいと思った」
「英語に対する苦手意識が減った」

 

短期間で英語力を完成させる場というよりも、英語を好きになるきっかけや、海外への興味を広げる第一歩として捉える。

そんな効果をサマースクールに期待していただくのも良いかと思います。

 


まとめ

私たちは、イギリスのボーディングスクール約200校と連携しており、これまで数多くのサマースクールを見てきました。

小学生向けのサマースクールについては、これまでの自分たちの経験をもとに、確かなスタッフと共に、オリジナルのプログラムを企画・運営しています。

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また中高生向けには、信頼できるサマースクールのプログラムを厳選して、日本のご家庭にご紹介しています。私たちがご紹介するのは、運営責任者や方針、施設などを十分に理解し、継続的な信頼関係を築いているサマースクールのみです。紹介費用は無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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