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イギリス留学「4月入学」という選択肢

2026.05.19

エッセイ・コラム

日本のご家庭の間では、「イギリスのボーディングスクール入学=9月スタート」というイメージが一般的です。しかし実際には、ボーディングスクールとの交渉やベッドの空き状況によっては4月(サマーターム)からの入学も可能であり、近年はこのタイミングで渡英される日本人家庭も増えています

 

今年のサマータームには、ピッパズ・ガーディアンズのスクール・アドバイス・サービスをご利用いただいた7名の生徒が、新たにイギリスのボーディングスクールへ進学しました。

 

生徒たちはYear 4からYear 10まで幅広く、チャーターハウス・スクール、ブランデルズ・スクールやオールド・バッケナム・ホールをはじめとした5つの学校へ入学しています。また6名の生徒がピッパズ・ガーディアンズのガーディアンシップ・サービスも利用しながら、スムーズに新生活をスタートしました。入学時には可能な限りエリアマネージャーが付き添い、寮の環境を整え、制服を揃えるなど、全面的にサポートをしています。

 

@Blundells School


なぜ「4月入学」が日本人に合っているのか?

 

日本の学校年度は3月に修了し、4月スタートします。そのため、日本の学年の切り替わりに合わせて渡英できる4月入学は、日本人家庭にとってとても自然なタイミングです。

さらに、イギリスのサマーターム(4月〜7月)は、留学生にとって非常に過ごしやすい時期でもあります。

 

  • 日が長く、気候が良い
  • スポーツデーや遠足など楽しい学校行事が多い
  • 学校全体の雰囲気が比較的リラックスしている

 

特に初めて海外で生活するお子さまにとっては、英語、生活習慣、寮生活、人間関係に徐々に慣れていけるため、精神的にも学業的にも“ソフトランディング”しやすいという大きなメリットがあります。

 

また、3ヶ月が経ち、ちょうど日本の家族や日本食、日本の文化が恋しくなる時に夏休みとなり、日本に帰国するタイミングとなります。7月上旬から8月いっぱいまで、日本でしっかりとエネルギーをチャージし、9月にイギリスの学校に戻る頃には、

 

  • 友達ができている
  • 学校のルールを理解している
  • 英語への抵抗感が減っている
  • イギリス文化に慣れている

 

という万全の状態で新学年を迎えられるケースが多く見られます。

 

ただし、Year 11ではGCSEが、Year 12 ではAレベルの模擬試験が、Year 13ではAレベルの本試験が行われるのが、このサマータームです。Year 11 〜Year 13では4月入学は非現実的です。

 

4月入学でよかったこと

この4月からピッパズ・ガーディアンズのスクール・アドバイス・サービスをお願いし、娘が留学することとなりました。母親として、この4月からの入学は娘にベストフィットした選択肢だったと強く感じています。

その理由は、9月入学の前に英語を含めた学習の準備がしっかりとでき、さらにお友だちも作れるという点だと感じています。娘は英語が好きだったため、これまでも日本でネイティブの家庭教師の先生に習い、昨年はイギリスのサマースクールも経験し、しっかりと英語の勉強をしてきました。しかし、日本の教育システムの中で育ってきたために、イギリスの高校で英語で全科目を「英語で学ぶ」というのはハードルが高いという現実もあります。

そんな時、4月入学であれば9月からGCSEのカリキュラムが始まるまでの助走がつけられますし、学校側もどのような娘にどのようなサポートをすべきなのか、EALのレッスンはどのくらい必要なのか、学年を1つ落とすダウングレードをした方が良いのか、という状況も把握することができます。

9月からの学年始まりで、良いスタートを切るためにも、4月入学は多くの方におすすめできると感じています。

ももかさんのお母さま談

 

ジェマ・ゴルダー、ももかさん、お母さま

【ブランデルズ・スクール担当】

エリアマネージャー ジェマ・ゴルダーに聞いてみました

 

Q. 日本人の生徒にとって、4月入学にはどのようなメリットがありますか?

4月のサマータームから学校生活をスタートする最大のメリットは、「9月の本格的な新学年開始前に、生活面へ十分に適応できること」にあります。

新しい環境、寮生活、英語でのコミュニケーション、人間関係など、海外ボーディングスクールでは学業以外にも多くの変化があります。4月入学の場合、生徒たちは比較的穏やかな時期に学校生活を始めることができるため、友人関係を築きながら、学校のルールや日常生活に少しずつ慣れていくことができます

その結果、9月の新学年度が始まる頃には生活面での不安が大きく軽減され、より学業に集中しやすい状態を作ることができます

また、サマータームは年間を通して特に活気のある時期でもあります。コンサート、演劇、スポーツ、校外学習など課外活動が非常に多く、生徒同士の交流が自然に生まれやすいため、海外から来た生徒にとっても友人を作りやすい環境が整っています。


Q. 4月入学をした日本人の生徒さんは学校生活にうまくなじんでいますか?

非常に順調に学校生活へ適応しています。すでに良い友人関係を築いており、寮生活にも自然に溶け込んでいます。

特に印象的なのは、「周囲の生徒や先生方がとても親切で、常に助けてくれる」という安心感を持てていることです。これは海外留学初期において非常に重要な要素です。

また、ブランデルズ・スクールには他の日本人生徒が在籍していることも、必要な時に精神的な支えとなっています。さらに、校長先生のPA(秘書)が日本人であることも、ご本人たちにとって大きな安心材料の一つになっています。


Q. 学校はどのようなサポートを行っていますか?

ブランデルズ・スクールの大きな特徴の一つは、非常に充実したパストラルサポート(生活面・精神面のケア体制)です。

各寮のハウスペアレンツ(寮責任者)は、海外から来た生徒が新しい環境へ早く適応できるようサポートする経験が豊富で、一人ひとりの状況を丁寧に見ながら支援を行っています。

また、EAL(English as an Additional Language:英語サポート)体制も非常に高いレベルにあります。学校は入学後すぐに各生徒の英語力を評価し、その生徒に最適なサポート内容を個別に設定します。

このサポートは単なる英語授業に留まらず、通常授業や日常生活を含めた学校生活全体にわたって提供されます。さらに、サポート内容は継続的に見直しが行われ、生徒の成長に応じて柔軟に調整されています。

ブランデルズ・スクールは、「生徒一人ひとりを中心に考える教育」を非常に大切にしている学校であり、時間割や学習支援、生活サポートに至るまで、高いレベルで個別最適化された教育環境が整っています。

ジェマ・ゴルダー

 


4月入学は「早めの準備」が成功の鍵

4月入学はすべての学校で実施しているわけではなく、空席状況や学年によって受け入れ可否も異なります。

そのため、

 

  • 学校選定
  • 英語準備
  • 入学試験
  • インタビュー
  • ガーディアン手配

 

などを含め、早い段階から準備を進めることが重要です。

ピッパズ・ガーディアンズでは、日本の学年サイクルに合わせた4月入学のご相談も数多くサポートしています。4月入学をご希望の場合は、遅くとも入学を希望する前年の9月から準備を始めることをおすすめしています。早め、早めの準備を整えることで、お子さまの英語力の向上も含めてしっかりと入学まで伴奏します。

 

「慣れてから9月を迎える」という選択

海外ボーディングスクールへの進学は、お子さまだけでなく、ご家族にとっても大きな決断です。だからこそ、いきなり9月からフルスピードでスタートするのではなく、「まず慣れる期間」をもてる4月入学は、多くの日本人家庭にとって理想的な選択肢になり得ます。このタイミングでの留学は、一般的にイレギュラーなタイミングとなりますが、ピッパズ・ガーディアンズのスクール・アドバイス・サービスでは学校との強い信頼関係の元、できる限りご家族とお子さまの希望に沿うように学校との交渉をしています。

 


ピッパズ・ガーディアンズでは4月入学を志望するご家族と生徒のための進学サポートを提供しています。ご興味のある方は下記よりお問い合わせください。

 

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