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その小学生・中学生向けサマースクール、本当に大丈夫? プロが教えるイギリス・サマースクールの見極め方10選

2026.04.04

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夏休みの短期間で海外生活を体験できるイギリスのサマースクールは、小学生・中学生にとって海外での学びのファースト・ステップとして日本でも関心が高まっています。コロナ禍の収束以降、イギリスではその需要の高まりとともに、サマースクールを提供する運営企業の数も大きく増えてきました。

 

選択肢が増えたことは歓迎すべき一方で、「どのイギリスのサマースクールが本当に信頼できるのか」、「小学生や中学生でも安心して子どもを預けられるサマースクールはどれなのか」を見極めることは、以前にも増して難しくなっています。

 

ピッパズ・ガーディアンズでは、イギリスのボーディングスクールで学ぶ留学生のサポートを日常的に行っており、小学生向けサマースクールに加え、中学生を含む留学中の生徒がハーフターム休暇中に参加できるスタディ・キャンプも年に2回、企画・運営しています。

 

ピッパズ・ガーディアンズのスタディ・キャンプ

 

2025年にはラグビー・スクールを、2026年にはセント・エドワーズ・オックスフォードを会場校として貸し切り、子どもたちにとって最適な学習・生活環境を提供してきました。会場校の選定はもちろん、講師の質、カリキュラム設計、食事内容に至るまで、細部にわたって設計されたプログラムです。

 

こうした実務経験を重ねる中で、私たちが感じていることがあります。

 

それは、イギリスのサマースクール選びにおいては、一般的に重視されがちなポイントとは少し異なる視点を持つことで、小学生・中学生それぞれに合った環境を見つけやすくなるということです。ここでは、その10つの視点をご紹介します。

 


1. 学校名ではなく運営会社を見る

 

日本のご家庭の多くが「どの学校で開催されるのか」という学校名に注目される傾向があります。

 

「オックスフォードのカレッジで開催」
「名門ボーディングスクールのキャンパス」

 

こうした説明を見ると、それだけで質の高いサマースクールのように感じてしまう方も多いかと思います。

しかし、イギリスのサマースクールに関して言えば、その学校の名前自体に大きな価値があるとは限りません
多くのサマースクールは学校自身が運営しているわけではなく、外部の教育会社が校舎を借りて実施しているところがほとんどのためです。極端に言えば、学校は単に「場所を提供しているだけ」というケースも珍しくありません。

 

名門校で開催されていることよりも、どの団体が運営しているのかを知ることのほうが重要です。運営団体が信頼できる学校法人なのか、語学学校なのか、それともガーディアン企業なのか。サマースクールプログラムのホームページだけでなく、運営会社そのものの実績や方針まで確認することが大切です。

 

Tonbridge School Summer School by Impact

 


2. 学校や在校生、ボーディングスクールとの関わり

 

ボーディングスクールがサマースクールにどの程度関わっているかも重要なポイントです。単に「場所」を貸しているだけのケースもあれば、学校の教員が授業を担当したり、寮のスタッフが生活面をサポートする「ボーディングスクールの雰囲気を実感できるプログラム」もあります。

 

私たちが運営している小学生向けサマースクールでは、現地の在校生が参加する通学型サマースクールと時期が重なるため、イギリス人の生徒と午後のアクティビティを共にし、自然な交流が生まれます。また、校内に住む校長先生と交流する機会もあり、実際の学校生活に近い体験が可能です。

小学生向けのサマースクールを見る

また、弊社が厳選した中高生向けのサマースクールは、学校の先生や関係者ができる限りプログラムに関わるところとなっています。

【中高生向け】サマースクールを見る


3. 同一校に入る運営会社の数

 

1つの学校に複数のサマースクール運営会社が入るケースもあります。あまり知られていませんが、大規模なシニアスクールのボーディングスクールでは、運営会社が3社ほどが同時に入り、生徒や関係者含めて総勢600人規模になるところも存在しているのも事実です。

こうした環境では外部の人の出入りが増えることから、安全管理の観点で注意が必要です。身知らぬ人が増えれば増えるだけ、リスクも上がることから、特に小学生など低年齢の参加者にとっては重要な視点です。

会場校となるボーディングスクールでは、同時期にどのようなサマースクールやデイキャンプが開催されているのかも確認しておくと安心です。

 


4. プログラムと対象年齢

 

対象年齢の設定は非常に重要です。

例えば、小学生(特に低学年)の生徒が中学生・高校生向けプログラムに参加するのは負担が大きく、リスクも伴います。

弊社では「9歳の女児と17歳の男子学生が同じプログラムにいるような場合には、安心面の観点からも慎重に検討する必要がある」とアドバイスをしています。

 


5. 施設と対象年齢の適合性

 

学校の施設が参加する子どもの年齢に適しているかも確認すべきポイントです。

当然のことながら。低学年の小学生がシニアスクール(中学生・高校生向け)の設備を使用する場合、洗面台やシャワーの高さ、ベッドや机のサイズなどが合いません。身長170~180cmの生徒に向けた施設を、身長130cmくらいの日本人の小学生が使うというのは無理があります。

また、サマースクールはボーディングスクールの施設をすべて利用できるとは限りません。利用範囲は契約によることも知っておいたほうが良い事実です。

 

Tonbridge School Summer School by Impact

 


6. アクティビティの設計

 

イギリスのサマースクールでは午前が英語の授業、午後からはさまざまなアクティビティに参加というところがほとんどです。また週に1〜2度、エクスカーション(遠足)が組まれています。このようなアクティビティや遠足もサマースクールを選ぶ時の重要な判断材料です。

 

テニスが好きなら、マイ・ラケットを持ってテニスができるプログラムが適していますし、

ロンドンで赤い二階建てバスを見たいのであれば、ロンドン・ツアーが組み込まれているプログラムに参加できれば、良い思い出になるでしょう。

 

小学生と中学生では興味関心が大きく異なるため、対象年齢の幅が広いサマースクールでは、アクティビティ内容が合わない可能性があります。その内容が参加者の年齢にふさしく、楽しめる設計になっているかを確認することが大切です。

 


7. プログラムの規模

 

100名を超えるような大規模なイギリスのサマースクールでは、小さな子どもに十分な目が行き届かないこともあります。特に低年齢の場合は、プログラムの規模にも注意が必要です。

英語の授業は通常10人程度の少人数クラスなので無断欠席すればすぐに分かりますが、午後の遠足やアクティビティでは欠席しても気づかれないこともあります。

小さなお子さんの場合、よくあるのは
午後ずっとホームシックで泣いていたのに誰にも気づいてもらえなかった
というケースです。

午後の活動中にサポートが行き届かないケースもあるため、規模感は重要です。

もし、100名以上の生徒が集うサマースクールの場合は、スタッフの数を運営側に確認するのも良いでしょう。

 

イギリスのボーディングスクールでスポーツをする子ども

Sherborne International Summer School


8. インターナショナルな環境

 

日本の多くのご家庭は「インターナショナルな環境」を重視される傾向にあります。

英語でコミュニケーションを取り、海外に友だちができることは素晴らしい体験です。しかし注意も必要です。

英語がほとんど話せない低学年の子どもが、日本語が全く通じない環境に入ると、それが大きなストレスになることもあります。それがホームシックと重なった場合には、想定以上のネガティブなインパクトが出てしまうことも考えられるでしょう。

大規模かつ日本人スタッフのいないサマースクールに通った日本の小学生から
「トイレがどこか伝えられなかった」
「寂しくて泣いていた」
という話を聞いたこともあります。

英語に慣れていない子どもにとっては、一定数の日本人や日本語対応スタッフの存在は、安心して参加するうえで重要な要素です。

 


9. 国籍バランス

 

宿泊型のサマースクールに参加する生徒は基本的に海外からの生徒であり、イギリス人はいません

国籍比率を厳しく設けているプログラムもありますが、参加してみたら周りはアジア人ばかりだった、という、国籍比率の設定のないサマースクールもあり得ます。

「ひとつの国籍の子どもたちが大きなグループを作り、日本人である自分は、仲間に入れてもらえなかった」
「アジア人ばかりの英語クラスに入れられた」

という不満もよくあるサマースクールの不満のひとつです。

もし多様な国籍の子どもたちと交流したいのであれば、国籍比率をきちんと設けているサマースクールを選ぶことをおすすめします。


ボーディングスクールの図書館で英語の本を読む小学生

ピッパズ・ガーディアンズのサマースクール

10. サマースクール参加の目的

 

残念ながら、サマースクールに2週間参加しただけで、英語力が劇的に変わることはありませんが、

ほとんどの子どもが、英語に対してポジティブなモチベーションや姿勢をもって日本に帰ります。

英語しか通じない環境の中で何かの「気づき」を得るようです。

私たちはこれまで、サマースクールに参加した後、秋からぐんぐん英語の成績が伸びる子どもたちをたくさん見てきました。

夏を通じて英語が得意な感覚になる英語が好きになる、もっと上手になりたいと思う……そんな効果をサマースクールに期待していただくのが良いかと思います。


まとめ

私たちはイギリスのボーディングスクール、約200校と連携していることから、イギリスのボーディングスクールで開催される数多くのサマースクールを見てきました。

小学生向けのサマースクールは、自分たちの経験を集結させ、確かなスタッフと共に、オリジナルのプログラムを企画運営しています。

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中高生向けには、信頼できるサマースクールのプログラムを厳選して日本のご家庭にご紹介しています。私たちがご紹介するのは、運営責任者や方針、施設をよく理解し、信頼関係を築いているサマースクールのみです。紹介費用は無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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